2020年1月24日

最後の最後まで Walk along the nearby rivers

「バードソン」は、バードウォッチングとマラソンの合成語で、イギリス発祥の活動なんだそうです。参加する前は、マラソンという語感がぴんとこなかったけれど、終わってみるとまさにマラソンでした。
最終日の1月19日。たまたま夫がドライブに行くというので同乗し、途中の香嵐渓で降り、帰りのピックアップまで2時間半の探鳥。お目当ては、以前、巴川で見かけたカワガラス。あわよくば河原の鳥カシラダカと、香積寺周辺の針葉樹あたりでヒガラ、コガラ類も・・・

足助八幡宮を探鳥後、足助支所の脇から川沿いへ

巴川に架かる巴橋 よい眺め

以前見かけたのは、香嵐渓のシンボルでもある赤い橋周辺。川にしか生息しない鳥なので、出会える可能性は高いとふんだけれど、残念ながら出向いてすぐに発見とはいかず。

腹が減っては・・・だから、早々腹ごしらえしておきましょ! 鳥に目を光らせながら、持参したおにぎりとコンビニ総菜でランチ

さぁ、探鳥開始!

香積寺に至る、針葉樹で覆われて薄暗い小道を歩く。斜面はいかにもシロハラ、トラツグミ、クロジなどが好みそうなのに、気配なし。にぎやかな小鳥の声がしてきたと思ったら、スギの果実にヤマガラが集まっている。ヒガラやコガラに出会うにはちょっと標高が低いかな。タイムリミットを意識して、もう一度巴川へ出る。すると、出るなり、カワガラス出現!なるほど~、水中にもぐったり、岩場で休憩したりするには、水面から岩がいくつか出ているような場所のほうがいいんだな。

地味色のカワガラス 今まで以上に近い

半分壊れた液晶で奮闘

カワガラスもよく尾を上げるんだ

ん? 何をしている?

なんと?

なんとなんと? それはもしや?

やっぱり!! 滝の内側に営巣するのをTVで観たけど、橋の下に運んだ!

見たかい、カワセミ君!

1度ならず2度、コケをくわえて入っていくのを見たから間違いない

手元の本『鳥のおもしろ私生活』によると、石の底にいる川の昆虫が最も成長する時期に合わせ、繁殖が早めに始まるのだって

目を閉じると白い膜が 近距離ならではの発見 上記の本によると、この膜が「水中メガネ」の役割を果たすそう

ポイント1点も嬉しいけど、そんな「私生活」の発見はもっと嬉しい

ね☆

香嵐渓から帰宅すると、日暮れまでにまだ間があったので、最後の可能性に賭けて、自転車で毎週恒例の工事進捗チェック(11週目)&探鳥。残念ながら、キジ♂に2羽会えたけれど、ポイントになる出会いはなし。19日間のバードソン、これにて終了。

まだ隠れるところがあってよかった

赤い肉垂が小さい? 尾羽がない?

田んぼで見つけたこちらの個体も、赤い肉垂は小さく

尾羽が短く見える

19日間で遭遇した野鳥の種類は74種類で、244名中56位。トップの方の160種類には遠く及ばないけれど、地元、おもに豊田市内の探鳥で56位にランクできたのだから嬉しい。全国では292種もの野鳥が見つかったそうです。次回があるとすれば、夏鳥がやってくる季節かな?心身を鍛えてまた挑みたいと思います。

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