2018年5月11日

初!鳥の巣を拾う Found a fallen nest of long-tailed tits

5月6日、昭和の森で、木の下に落ちている鳥の巣を見つけました。昨秋、鳥の巣研究家の鈴木まもるさんの著作を読んでいたおかげで、エナガの巣だとすぐに分かりました。身近な鳥が身近な木に巣を作ると知って、見つけてみたいなぁと思っていましたが、この日はそんなことも忘れていたので大興奮でした。はじめ、遠くから地面の上にこんもりとしたカタマリがあるのが見え、なんだろうと近寄ると、たくさんの鳥の羽根が目に入ったので、死骸かと目をそむけそうになりました。

鳥の巣が木から落ちたのだと悟り、ベンチに拾い上げたところ

下の方が硬めの素材 その上がコケで覆われたふわふわの巣

鈴木まもるさんの本によれば300本もの鳥の羽根を使うと 手に持つと熱く感じました

そのうちに、これが巣の一番下の部分だと気づきました 落ちた衝撃でまっさきに崩れたのかな 人工物もあります

こんなかな・・・と崩壊前の形状を想像して整えてみました

なんかキレイな丸い穴があるけど・・・とこの時はそれが何であるかまだ気づきませんでした

どのあたりから落ちてきたんだろう?何の木だろう?

分かれば面白いと撮ったのですが、樹皮からするとアキニレにそっくりです

葉は他にも似た木があるので、樹皮以上の決め手になりませんが・・・

アキニレということにしておこう

そばで鳥見していたご夫婦に、「ご覧になりませんか?」と声掛けすると、女性が「こうよ」と!

「上は閉じていて、この丸い穴から出入りするの」「何かしらね」と 「エナガだと思います!」

こんな小さな鳥の巣!寒さ厳しい2月頃から産卵するそうで、鳥の羽根の多さに納得です

大興奮で両手にそっと持ち、夫に持って帰りたいともちかけたのですが・・・渋い表情でノーでした。人生初の鳥の巣、しかもあの可愛いエナガの巣・・・あぁ。諦めて気持ちを切り替えるのが大変でした。

エナガ 2018年1月撮影 土手を散歩中に

鈴木まもるさんの絵本&本

0 件のコメント: