きのう、近所の川で3月上旬以来のカイツブリを確認しました。近所の川ではカイツブリは春にいなくなり、この季節に戻ってくるという、まるで冬鳥(北のほうから渡ってきて日本で冬を過ごす鳥)のようなブランクがあります。いっぽう、ふた駅離れた定点観察スポットの池では、カイツブリは4月頃に現れて子育てし、10~11月頃からいなくなります。ブランクに長短はあるけれど、近所の川で、春から秋まで不在の鳥(冬鳥を除く)を洗い出してみると、発見がありました。手元のガイド本(『くらべてわかる野鳥』)に「漂鳥」と記載がある鳥がほとんどでした。漂鳥の定義をあらためて読むと、「国内で季節移動する鳥」。なるほど。メジロは木が多い場所に行けば一年中ほぼ決まって見つかる鳥だけど、近所の川沿いでは漂鳥なのかもしれない。なんと、スズメやヒヨドリやムクドリも漂鳥の記載があります。完全な留鳥のほうが少ないのかもしれない。キジ、コジュケイ、キジバト、ハシブトガラス、ハシボソガラスは完全な留鳥~。
種名 ガイド本での区分
アカゲラ 留鳥
アリスイ 漂鳥
イソヒヨドリ 留鳥、漂鳥
メジロ 留鳥、漂鳥
イソシギ 留鳥、漂鳥
カイツブリ 留鳥、漂鳥
キセキレイ 漂鳥
バン 留鳥、漂鳥
ノスリ 留鳥、冬鳥
7か月ぶりに姿を現したカイツブリ |
これだけの漂鳥が秋から続々帰ってきて、冬鳥もそれに加わるので、秋冬が楽しくないはずがない。あー、今年の夏も長かった!
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