2020年1月8日

藤前干潟へ Birds at Fujimae tidal flat

1月4日、シギ類など、日ごろ遭遇できない野鳥への興味から、休み中の夫にお願いして藤前干潟へ。干潟というと環境問題が思い浮かぶけれど、「藤前干潟ってどこにあるんだっけ? えっ、そんなに近いの!」 というレベルで向かったら・・・

あいにくの曇天

2日前に浜名湖岸で4年ぶりに遭遇したオナガガモがここにもたくさん。群れの中から数羽が寄ってきた・・・過去に餌をもらったことがあるのかな。

奥が♀、手前が♂

シックな色合い

干潟どこ?鳥は??と無理解な私は、稲永(いなえ)ビジターセンターの入口で衝撃的な事実を知る。そういうことね。


残念な思いでビジターセンターの2階から海を見て、目が覚めた!

黒いの、ぜんぶカワウじゃない?? → 正解  こんな人工的なところに?? → どうやら正解

他の鳥がいないところに、カワウほどは大きく見えないけれども、目立つ鳥が

私のカメラでも、首から上が白い猛禽類であることは分かった  なんだ?

館内に実物大写真があった 海に飛び込んで魚を捕らえる、タカのなかまのミサゴだそうで、足にご注目

ビジターセンターの隣にある野鳥観察館に移り、フィールドスコープをのぞくと・・・見える見える!カワウの他にも、サギ、カモ、カモメ、シギ・・・


けれども、当然のことながら、普段からよく見て特長を理解していない鳥は、いくら高性能のスコープで観ても、遠くなので小さすぎて種の判別まではできぬ・・・干潮時に来ねば!と身をもって知る。専門の方が数えた記録では、カワウ1723羽ほか、こんなにいたようです。私が見たのはカンムリカイツブリでなく、ミミカイツブリだったと思ったけど・・・ハジロカイツブリだったのかな。

カワウ1723羽! ダイサギやアオサギよりコサギが多い!

種類と数の多さを体感できて、初回の満足度はじゅうぶん。館内には小4女子が自由研究後に寄贈した羽の標本ファイルにも遭遇。おぉ~、同志よ。

A4からはるかに飛び出たトビの初列風切 拾ったのがどこの羽なのかを写真に示していた

電車では1時間半強かかるようだけど、行けないことはなさそう。干潮時刻をチェックして、タイミングが合えばまた!

カワウの群れ

オナガガモの群れ

同上 みるみる隊列が変わっていく

同上 まるでパレードを観ているよう

オナガガモ アップ (奥の2羽はスズガモ♂)

柵がなく、鳥に近づけそうな場所を発見 羽が落ちているのを期待して向かってみた 左奥が庄内川河口

そろ~り そろ~り

オナガガモは浅瀬で採餌中

くちばしが黄色いダイサギ(黒板に「1」と書かれていた個体か?) と くちばしが黒くて足先が黄色いコサギ

少し日がのぞくとたちまち色が鮮やかに

ざんねんながら羽は1枚も見つからずだったけど

満潮時からも野鳥の多様性がうかがい知れるひとときだった

帰宅後、あらためて干潟の位置や地理を確かめたくて地図をながめると、ゴミの埋め立て地になることは避けられたものの、50年前と比べると、広大な面積が埋め立てられたことが分かり、何度目かの衝撃。

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