10月21日、長野県売木村の小鳥の森を歩き始めてすぐ、花とも実とも言いにくい、ふきのとうのような、工芸茶のようなものが、地面にたくさん落ちているのに気が付きました。手のひらにのせてよく見ると、見慣れたドングリ帽子(殻斗)がついていたのでびっくり。殻斗だけでなく、ドングリがついているものもありました。ドングリ以外になにか実るの?? --- 家に持ち帰って調べてみました。
まず、ドングリを実らせた木の特定からスタート。殻斗の模様が大きなヒントになりました。それから、ドングリの形や、殻斗がどれくらいの深さまでドングリにかぶさっているかで絞りこむと、ミズナラではないか、ミズナラなら5~6月に歩いたときも若葉をたくさん見たし・・・ということで、ミズナラのいったい何なのか?を調べました。
すると、数少ないネット情報から、虫こぶが浮上。まったく念頭になかった。。。ミズナラミイガフシ と ミズナラメウロコタマフシ の両方の情報があったので、あとは図書館の本にあたって調べてみるとします。
ピスタチオとチョコのお菓子よ~♪なんて、箱詰めにしたら、思わずつまみたくなりそう?地面には、もう分解され始めて黒っぽくなっているものもありましたが、状態の良さそうなのだけを拾ってきました。とはいえ、中にはナッツでもウィスキーでもなく、タマバチの幼虫が入っているということだから、友に見せたら土手にでも転がして観察終了とします。
虫こぶで興味深いのは、これらの"こぶ”が、ミノムシの"寝袋"のように、中にいる虫自体が作り上げたのではなく、虫が木の一部に寄生することで、木の一部に異常な細胞分裂が促された結果だということです。
これだけ驚かされても、喉元を過ぎるとまた忘れてしまって、次はどの木についたどんな虫こぶにあっと言わされるのやら。
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