まずは本に載っていた中町通りを散策。
その通りにある「ちきりや工芸店」に立ち寄って、
私は絵付け皿、夫は焼酎用に小さなガラスコップを購入。
夫が期待していた雪は少なく、山はまだうっすら。安曇野の宿の人いわく、「このあたりはマイナス7度、8度まで冷えるけど、雪は少ないんですよ」。
そば食べ放題の夕食・・・3度目のおかわりを申し出ようとする夫に、妻「マッタ!」。
数日前からの曇りや雪の予報に反して、翌日は明るい冬晴れに。宿から再び松本市の中心部へ。
途中、現地で「三九郎(さんくろう)」と呼ばれる正月の風物詩に出逢いました。冒頭の本によると、三九郎とは、松飾りやしめ縄、書き初めの習字、だるまなどでやぐらを作り、夜に燃やして神送りをする行事。全国的には「どんと焼き」で知られる。子供たちは柳の枝に「繭玉(まゆだま)」と呼ばれる色とりどりの団子を刺して炎であぶって食べるそうで、帰りがけに車の中で聞いた地元FMでも三九郎が話題になっていました。地元の食材を物色するためスーパーに寄ると、柳の枝も繭玉も売られていたのでうれしくなりました。
ベンチがあるだけの広い敷地の真ん中に |
よく落っこちないな |
後から夫に言われるまで気づきませんでしたが、なじみのだるまの中に、よく見ると、「松本だるま」が混じっていました。
松本だるまというのは、かつて松本で養蚕が栄えた頃に、眉とひげを麻糸で作っただるまのことだそうです。
中央の赤いのが「松本だるま」:眉とひげにご注目 |
三九郎につづいて、偶然にも松本の昔からのお祭り「あめ市」に遭遇できました。あめ市の由来ははるか昔の塩市。貴重な塩が松本に到着した日を記念しての市が、今ではあま~い飴を売る市になったのだそうです。
テントで売られる手作りのさまざまな飴 |
続いて、さいごに立ち寄ったのが「松本民芸館」。豊田の民芸館も好きで時々行きますが、松本にも?東京、豊田の民芸館との関係は?
ちょうど、「ざる、かご展」が開催中でした。
著者の伊藤まさこさんも四季折々の風景を楽しみに、よくここに来られるそうです。
松本民芸館創立者で、中町の「ちきりや」初代店主の故丸山太郎氏の直筆。
無言で語りかけてくる物の美を感じること |
無言で・・・ |
語りかけてくる・・・ |
二階の窓から見下ろすぶどう畑は、今は枯れ色 |
途絶えかけている松本の竹細工「みすず細工」 |
館内は観るものいっぱい |
なにか少しでも自分の暮らしに取り入れられたら・・ |
冬の色、すきな色 |
ここでコーヒーでもすすれたら最高 |
少し寒かったけど、屋外の雑木林の下のベンチで昼食。夫は食べるなり慌てて車に逃げ込みました。
宿の朝ごはんの一部を詰めさせてもらったので豪華♪ |
何の葉? お持ち帰り~ |
車窓から慌てて一枚 松本城 |
恒例の、現地JAやスーパーでの食材調達。そば粉、小麦粉、はちみつ、一本ねぎと呼ばれるねぎ(これも冒頭の本に説明がありました) 、禁断のりんご、それから初入手のぱんだ豆ほか。
金柑はラベルをよく見たら宮崎産でした・・・ |
帰宅した夜、新しい器でそばをツルリ。
今、再び本を読み返しています。
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