話が長くなります。極楽鳥の名はあるけれど、庭師は極楽どころか苦難を強いられるストレリチア。これまでに、根付きが悪くて株がグラグラしたり、冬の室内で葉が完全に開ききらずに破れたり、台風で(縛るなどの対策はしておいたのに)ほとんどの葉が折れたり、葉焼けさせてしまったり、幾多の困難がありました。大人が腕を開いたくらいの幅になる「スペース食い」の植物なのと、日照不足だと新葉が開きにくいのもあって、真冬を除いて可能な限り屋外に出したい事情も影響しています。ここ2年ほどでようやくいろんな問題が解決したと思ったら、脇から子株が出てきて・・・見苦しくなってきたので、株分けを決意。幸い、子株のもらい手も見つかりました。重い腰を上げて重い鉢(陶製)をよっこらしょ。ところが、中身が抜けない・・・また別の難局に突入。1時間以上奮闘し、在宅勤務中の夫に「知恵と力を貸して!」と頼み、なんとか親子株とも根を残して確保。ほとんど、引きちぎった感じでした。いちばん困ったのは、ストレリチアが植わった状態で鉢をひっくり返して床に置けないこと(茎が折れてしまうから)。横にして置いて鉢底穴から棒で突いても、鉢を逆さに持ち上げて力の限り振ってもびくともせず、徒労に終わりました。
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ようやく楽観できるようになったと思ったら、脇(左下↑)から子株が
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先に子株だけなんとか分離・・・ここまでは孤軍奮闘でなんとか
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抜けないのでひたすら根の間の土を細い棒で掻きだす・・・まるでタコの足のよう | |
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打ち合わせが終わった夫が助けてくれて、なんとか親株も根を残して分離
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鉢底部分にはタコ足がとぐろを巻いた状態・・・こりゃびくともしないはず |
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新築祝いにいただいたときは、右の親株も左のようなかわいさでした |
もう同じ鉢には植えたくない・・・とはいえ、ある程度の重さも必要(プラ鉢では倒れやすい)だし、見た目のバランスもこの鉢がベスト。来年からは毎年根を整理すると誓って、やむなく同じ鉢に植えて作業完了。これ以上の難局はもう勘弁!
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