2018年4月27日

切れ葉の誘惑 Lobed leaves

気になる・・・この形。互生、落葉樹、切れ葉・・・午前の部では調べがつかず。


用事を済ませ、午後の部で再び特徴を調べに行く。腰ほどの小さな株もあったけれど、こんな感じに枝を伸ばし、風に揺れていた。 高さ1.5mくらいかな。


朝には気づかなかった重要証拠発見!これで分かるはず!


極端なのを選んではいますが、めちゃくちゃ切れ込んでいます。


調査結果は、えーー??またクワ??先日見つけたクワと、葉の形が違いすぎる!

先日見つけたクワはぜんぜん葉に切れ込みがない

クワに似た実をつけるコウゾ・・・和紙の原料・・・も候補だけど、本日はここまでとしよう。

4月29日
実に次ぐ重要証拠を発見しました!カメラに収めてからよく考えてみると、白い幼虫って初めてです。もしかして、これがクワの葉につくカイコ??


調べると、カイコガの幼虫に間違いありません。では、この木はクワと断定してよいのでしょうか?ん~~、残念!クワ以外にもコウゾの葉も食べるのだそうです。クワの可能性が高いですが、実の色(クワは紫、コウゾは赤でしょう?)を確認できれば決定的でしょうか。

5月17日 実が色づいてきました。色、形からクワで間違いなさそうです。というわけで、黒く熟したのを1つ口にしてみました。甘さが一番に来て、次に、野の香りが広がるかんじ。

数少ない実が赤く色づいています 背後の黄色はオオキンケイギク

ここまでならコウゾとよく似ていますが

こうなればクワですよね

ところで、発端となった切れ葉ですが、木の下の方は冒頭のような深い切れ込みのある葉ばかり。上のほうは、切れ込みが緩やかな葉ばかりです。

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