2020年11月20日

ウラギンシジミの偶然 Curetis acuta paracuta

屋上庭の植木鉢のふもとに、翅を閉じてじっとしている真っ白なチョウ。モンシロチョウのような白ではなく、もっとのっぺりと、化粧下地のような厚みを感じる白。動かないし、周囲にはアリもうろついていたので、もしや、留まった姿勢のまま死んでいる?と、チョウの足もとをそっと触れてみたけれど、少し動いたような気もするけれど、飛び立つでもない。変だな。その後、出かけようと駐車場に出たところ、あっ!さっきの!


ガの可能性もあるかと調べてみたら、ウラギンシジミというチョウの♀でした。そうか、白というより銀か。夏に羽化すると、翅先にもう少し丸みがあるらしい。「死んでなんかいませんよ」というメッセージを感じる偶然でした。

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