再び午後にも歩ける気候になってきた。9月13日雨上がり。夏から秋への変わり目の変化を楽しみに出発。びっくりポイントがいくつもありました。
その1.コガモ現る!これまでは今ほど鳥見も観察記録もしていなかったから、いつ頃やってくるのかと思っていたのだけど、まさか9月中旬の早さだとは。
チラリと見えた三列風切の緑色↓。体の小ささからもコガモに間違いなさそうだけど、時期的にはメスに見えてオスの可能性もある?1羽しか見当たらなかったので、ひょっとして4日前の早朝に発見したカイツブリと思われる個体は、このコガモと見間違えたかもしれない。
その2.ヒクイナ鳴く!コガモポイントからわずかに下流へ歩いたところで、聞き慣れぬ声。近い草むらが少し揺れた。虫じゃなくて鳥だ。・・・とそのうちに、大きくケルルルルルル・・・と派手な1フレーズが。カイツブリ??いや、場所的にちょっと違う。ヒクイナ??→帰宅後に調べると、どうやらそのよう。カイツブリそっくりに聞こえたケルルルルル・・・は、ヒクイナの警戒の鳴き声らしく、私の登場で発したと想像できる。1月、7月、8月に1回ずつ、今回が今年4回目の遭遇。4度とも場所がバラバラで田んぼ周辺が2回、川岸が2回。「水が近い」ことが共通点。下の写真は今回の遭遇場所(8月23日撮影)で、昨冬~今春にかけての樹林伐採後の砂礫地に、大雨などで水路ができたり草が生えたりしている。警戒心の強い鳥だから慌てて隠れ、身動きせず潜んでしまったんだろう。録音も撮影もかなわず、あきらめて去る。
その3.ムクドリの大群!去年も数えきれないほど群れていたけど、今年もすごい。
ひまに任せてマーキングをし数えてみると、304羽。去年10月16日に同様の方法で数えた、近所の電線に群れていたムクドリ123羽を余裕で超える数。
その4.オオヨシキリはまだいる!去年までは、本格的な夏になる7月より前に派手なさえずりが聞こえなくなった=いなくなったのだと思っていて、ガイドブックには10月頃までいると書かれてるのになぁ、と疑問でした。今年8月のさんぽ中に地鳴きを知ってみると、9月になってもまだいたのです。虫と間違えそうなほど地味な声だけど、この日は姿を確認。オオヨシキリの幼鳥らしき姿は見たことがないけど、繁殖しているのだろうか。
その5.オオタカ現る!田んぼ側へ折り返すと、稲刈りが終わった田んぼにいるドバトの群れに気づくやいなや、その群れがぶわっと舞い上がって二手に分かれて飛び去ってしまった。じっとしているより、飛んでいるほうが数えやすく・・・60羽だった。まだ田んぼに残っているドバトもいるかな?と双眼鏡で探した先で、ドキッ!オオタカが獲物の上に仁王立ちしている。たった今、ドバトの群れが襲われたんだ!
ついさっきまで落穂をつついていたはずのドバト
羽をむしり始めるオオタカ
広大な田んぼのどこに潜んで待っていたのか
なんと太くて長い脚・・・
私がドバトの群れを見つけて、飛び去った数を数えているうちの出来事だったんだろう。今までたくさんのこうした現場から羽を拾ってきたけれど、襲撃の場を目にするのは初めて。遠くてぼんやりとしか見えなかったのが幸いだったかもしれない。
びっくり、びっくり。コガモとヒクイナで軽やかになっていた私の足取りは急によろよろに。これから冬にかけて、こんな場にまた遭遇するのだろうか。ちなみにオオタカは愛知県、国ともに、準絶滅危惧種。愛知県のレッドデータブックによると、農地や河川敷がオオタカの貴重な餌場なのだそう。うぐぐ
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