2016年9月12日

栗染め(1) Dyeing with the color of marron

栗の鬼皮を除いてからアク抜きをして、ぜんぶ渋皮煮にする過程で…


アク抜きで出るこの紫色の汁…わらびの時と同様、気になる。


試したい…。編物を始めて間もない頃に編んだマフラーをほどくことにしました。洗濯のとき色移りして、部分的に白いところがほんのり赤みを帯びてしまってから、このまま捨てるか、できればほどいて何かに使いたい、と思ってしまっておいたのでした。染色を試すにはかっこうの材料。


もうひとつ、キッチン横の、コーヒーや紅茶やオオキンケイギクやいろんなもので染めたのれんもターゲットに。


ほどく~~


ほどく間、先にのれんの染色開始。媒染はせず。


ほどけた~~。かせにして染められる状態に。


のれんの後、さっそく。こちらも媒染はせず。


赤紫(アントシアニン?)系の抽出液で染めると、染まったように見えて、水道水で洗うとサーーーッと赤みがほとんど流れてしまうケースを何度も経験したので、こちらもその予感がしていましたが、意外に!たくさん流れ落ちた後に色が残りました。豚ミンチみたい!


のれん(左側)、乾く前ですが、前より赤みを帯びました。素材は麻と綿だったと思います(義母にいただいたので不明)。右側の紫色ののれんは市販品(麻)で、もうボロボロです。


一夜明けて朝。写真にはうまく撮れないけれど、えも言われぬ赤みを感じました。


あらためて毛糸のほうも、自然光のもとで。実物にかなり近い色。


もうどう探しても試す毛糸がありません。栗の染液はまだ濃く、使えそうです。えい!新しい糸を注文だ!アルパカとメリノウールをそれぞれ「かせ」で注文しました。→つづく(

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