2014年3月1日

北陸と東北食材の饗宴

ひとりディナーに、買物に行く手間を省いて家にあるもので・・・と、冷蔵庫をのぞいて目をつけたのが、先日の北陸旅で買ってきた「糠(ぬか)にしん」。さばで作る「へしこ」のにしん版といわし版があって、珍しいので買ってきたのです(へしこは近所のスーパーでも見かける)。でも、お茶漬け以外の手軽な食べ方を知らないから、つい長いこと冷蔵庫に鎮座させてしまうのでした。よし、今夜はぺペロンチーニふうにパスタにしてみよう!そう思ったら、組み合わせる食材が続々と思い浮かびました。

東北旅行の最終日に、秋田の市場で根っこつきで買ってきた三関(みつせき)せり。 根っこがおいしいということで、大部分は根っこまで堪能した後、少しだけ根っこを残してプランターに植えたのですが、最近少しずつ、地を這うように新芽が伸び始めてきたので、それをほんの少し収穫しました。


お次は、少し賞味期限がオーバーしていたけれど、畑のキャビアこと、とんぶり。とんぶりって、あのホウキグサの実なんですってね。残念ながら実自体は中国産で、加工会社が秋田の会社でした。自分で料理に使うのは初めてです。

秋田の市場で買ってきた「とんぶり」
糠と骨を除いて、ごくごく薄切りにした糠にしん
ペペロンチーニの要領で、仕上げにとんぶりと三関せりを加え
塩分は糠にしんの塩気だけ なんだかおいしそうだぞ!
むむ!おいしい!

アンチョビの和風版とでもいうのか、旨みの強い魚のコクがパスタにとても合いました。それに、特に味や香りはないものの、とんぶりのプツプツ感がいい!見た目は粒マスタードみたい。そう思ったら、ほかにも食べ方が浮かんできました。そして、三関せりの香り再び!近所で買う水耕栽培のせりとは全然ちがいます。これはなんとかして大事に育てたくなりました。冬はどうやら耐え切れるのは分かったけれど、豊田の熱い夏はどうだろう?日陰なら生き延びてくれるかな?

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