2020年12月12日

103土手さんぽ(はじめまして、クイナ)A water rail

きのう11日、12月の4回目のさんぽで、クイナに初遭遇。ヒクイナにも今年1月に初遭遇し、7,8,9月にそれぞれ1度ずつ姿や鳴き声を確認したので、今回もヒクイナかと思ったけれど、録音した鳴き声を後からじっくり聞くと、どうも違う。少し調べた後で、詳しい方にお尋ねしたら、クイナではないかとお返事いただきました。下の写真の水辺で、岸から岸へと水面すれすれに飛んで一目散に暗がりへ身を隠すところを観たのですが、写真は撮れず。暖かかったので、他の鳥も探しながら同じ場所に立ったまま30分近く待ったのですが...


クイナといえば、愛知県では準絶滅危惧種(NT)。ヒクイナより1ランク危惧度が低いけれど、どちらも水辺環境の減少で数を減らしている鳥。豊田市ではどうか?最近、興味深い資料をネット上で発見しました。豊田市が2005年に周辺の町村と合併したのを機に行われた生物調査のうちの、鳥類の結果です()。その37-38ページに、豊田市が選出した希少種の一覧表があり、県、国レベルの危惧ランクと併記されていてとても分かりやすい。いつも歩いている土手で遭遇したことがある種を黄色で、それ以外の豊田市内で遭遇したことがある種を青色で塗ってみると・・・

赤いラインは危惧度合の区分。いちばん上が最も危惧レベルが高い。黄色や青色はつけたものの、一度しか遭遇したことがないヤマセミやコシアカツバメや今回のクイナ、二度のタマシギなど、希少も希少、次にまた会えるのはいつだろうと、その場を離れがたいほどの鳥が多い。いちばん下の「配慮種」は、それに比べると少し遭遇頻度は高いけれど、会えたら感極まる鳥ばかり。

上述の豊田市の鳥類調査のヒクイナの特長をよむと、こう書かれていました。忍者かぁ~ナルホド

夜行性で警戒心が強く,忍者のような生活をしているので見つけにくい。本種の仲間のヒクイナ、バンなどのクイナ類はアシ原が無いと生きていけない。そのアシ原が埋め立てや公園改修などで減少し、クイナ類の減少も目を引くようになった。

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