2019年1月11日

レシピの落とし穴 Pitfalls of a cookbook recipe

今年のおみくじにあった「落とし穴に注意」。さっそく落ちてしまいました~~!片端からぜんぶ作ってみたいほど気に入っている『ポルトガルのごはんとおつまみ』の中の、「ポルトガル式えびクリームコロッケ」を作っていて、レシピ通りタネを作るところで味見をしました。ぎゃっ!塩辛っ!


そういえば、えびを茹でる時に・・・レシピ通り水1カップに塩大さじ1を疑うことなく入れていた!えびをゆで汁に浸したままひと晩冷蔵庫で保管していたので、いっそうえびに塩分が浸透したんだろう。たとえそうしなかったとしても、ゆで汁はすべてコロッケのタネに使うから、大さじ1はありえない。小さじ1の誤記でしょう??大さじ1の塩ってすごい量ですよ!


落ち着け、落ち着け・・・塩辛いタネを半分取り出し、残った半分に(鍋で茹でた)小ぶりのじゃがいも4個を混ぜ入れました。クリームコロッケは諦め、ほんのりえび風味のポテトコロッケにするつもりで。


動揺していたのか、並行して作っていたオリーブときのこのピラフでは、 炊きあがりを確かめるための味見で、塩を入れ忘れていたことに気付きました。がーーーーん!塩に呪われた日だ!


そしてさらなる追い打ち。4個分の小ぶりのじゃがいもを混ぜ入れても、なお塩辛くて食べられないほど。どうにも焦って、時間を稼ぐつもりで電子レンジで追加のじゃがいもを2個茹でるつもりが・・・普段やらないことをやるから、600Wで10分もかけてしまい(2-3分でよいらしい)、スポンジ状のあわれなじゃがいもが。ピンチ!


牛乳を大量に入れてスープやシチューにしてしまおうかとも思ったけど、いや、コロッケにしたいんだ!まだ間に合う!と心の声。あたらしいじゃがいも2個を鍋で茹で始め、その間に風呂掃除。


塩気の薄いピラフに落胆しつつ、なんとか食べられるさと励ましつつ


焦っているときの得意手法 -- 必要な食器を並べ、仕上がった料理を並べる -- を実行


風呂掃除中に夫が帰宅 追加のじゃがいも2個でようやく食べられそうな塩分になったため、後はゴールに向かって落ち着いて走るのみ


「うまいよ、塩味ちょうどいい」のひと声に、脱力。作り終えただけで精魂尽きたというか、食べる意欲も半減していましたが、食べてみると、あれ、そういえばこれ、サモサだ!本来のクリームコロッケなら、皮で包んだ後、卵とパン粉をつけて揚げるのですが、じゃがいもをたくさん使ったので素揚げにしたのです。知らず知らず、ポルトガル料理からインド料理へ。夫は「サモサほどポソポソしてないよ」と。えびの茹で汁と牛乳でのばしているからですね。


皮に包み切れなかった分は、広げて、マヨネーズとチーズを上にのせてガスグリルして昼食にいただきました。旨~い!ほんのりえび風味のポテトグラタン。塩気がまだ強いけど、許容範囲内。 じゃがいもの在庫があってよかった、よかった(最近は必要なときにバラで買っている)


今夜は、取り分けた半分の超塩辛クリームコロッケダネを半分くらい使って、白菜とキャベツのスープグラタンにするつもり。それから、なおも『ポルトガルのごはんとおつまみ』から、「チキンピリピリ」を仕込みました。落とし穴から脱しても依然、ファンです。



ピリピリダレの見た目がレシピと全然違って真っ赤(パプリカパウダーによる)なのが心配でしたが、おいしくできました。


塩辛クリームコロッケダネは、いろんな品々に形を変えておいしくいただき中。


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