いったん完成したところで試着したら、後ろの編み込みの糸がつっぱりすぎて体が身動きできず、タートルのゴム編みをほどき、袖を外し、後ろ身ごろのバストラインまでほどいて再び編みなおしたのが、一番しんどかったです。宮崎⇔名古屋の飛行機の中で、せっせとゴム編みをしていました。やり直し後はその問題を無事克服できました。
自分の判断で、袖口と裾のゴム編みを「ねじりゴム編み」にしてみました。見た目がひきしまった感じに仕上がるからです。後で知った先生はあまりお気に召さなかったようだけど。
先生に「首は絶対ねじっちゃだめよ!」と言われたので、タートル部分はふつうのゴム編みで。ある程度ゆとりがほしいから、ねじりだときつすぎるかな。
「手で編めるできるだけ細い毛糸で、薄手のタートルネックセーターが編みたい」と言ったら先生が薦めてくれたのがスキーの中細糸。ベージュ4.5玉(約905m)、赤0.2玉(約160m)、糸代は3240円でした。「この糸はいいよ~、20年は着られるから」というようなことをおっしゃっていました。
棒針2号で編みました |
お楽しみの試着です。毛糸は着ていくうちにのびるので、特に「ぴったりフィット」を意識して編みました。意識しすぎで、ゲージ用段数より実際は4段もアップしてしまい、編みながら調整を強いられました。編みながら節目節目で寸法をチェックするという、編物にはつきものの作業ですが、これが長いことできませんでした(編むことに必死で忘れたり、単に面倒でなんとかなるでしょ、と済ましたり)・・・。
寸法にゆとりがなかったからこそ、編み込みの糸がつっぱりすぎて体が入らないという結果も招いたのだと思います。
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寸法は手持ちの気に入っているタートルを参考にしました |
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念願の手首すっぽり! |
美容室で冬に「タートルをよく着るので、後ろの髪がタートルにかからないくらい短めにして下さい」とお願いして以降、夏でもずっとそのように切ってもらっています。クセがあり、ボリュームも多いので、すそはできるだけコンパクトにしているのでした。
楽しげな雰囲気が出せたかな |
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タートルは二重だと厚くて汗ばむので今回は折り返さず一重 |
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タートルネックセーターらしく袖もぴったりフィット |
自分ではどうにもならなかった箇所がひとつ。後ろ身ごろの袖つけ部分です。下の赤い糸が見えてしまうのです。赤い糸を身ごろの端まで渡らせて編んだのがよくなかったのでしょうか。次回の編み込みまでには回避手段が知りたいです。
試着番外編。鳥のデザインだからやっぱり撮影は屋外でしょう♪ と夫に無理を言い、荒れ放題の庭に出ました。涼しくなったから蚊がいないと思ったら大間違いで、刺されないように足をバタバタさせながらの撮影になりました。
さて、次は、ようやくイベント用にあれこれ試作を始めたいと思います。
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