初の作品販売 Selling my works for the first time

作品を販売する --- いつかのそんな日のためにも腕を磨こう。教室に通って自分のものだけを作る以外に最近、そんなことを思うように。そんな折、陶芸教室のメンバーとの何気ない会話から作品を販売するイベントに参加してみないかとのお誘いをいただきました。販売しなくても素敵な仲間たちを紹介するからぜひ来てとのことでしたが、これはなにかの縁と、販売を経験してみることにしました。準備期間は約３か月。ラストスパートはゴールデンウィークを含む５月でした。当初出品を考えていたのは陶器と編物とハーブの苗。でも陶器と編物では品数が限られてしまう。そこで思いついたのが、自分で染めた布（や糸）を小物に仕立てることでした。結果、最初はボビンに糸もうまく巻けなかったのに、品ぞろえの大半が布小物となったのでした。

イベント前日に自宅に並べた作品 -- 値札もひとつひとつ自分で！

イベント会場となった豊田市内のカフェ「まていに」

野菜やハーブの苗の販売状況

布小物の販売状況

占術師さん含め、イベントに関わったメンバーは10人を少し超えるくらいでした。お誘いを下さった陶芸教室の方以外とは当日初対面でしたが、期間中の立ち話やらランチ中の会話やらでずいぶん親しくなりました。

今回とてもよい経験となったのが、作品をつくることはもちろんのこと、売り場でどう売るかを考えることでした。大半がつくった人それぞれに任されたので、私の場合はイベント２日目に小道具を持ち込み、どんな作品なのかを訪れた人に伝えようとしました。空き瓶に、染めに使ったオオキンケイギク（干しておいてよかった！）、黒豆、コーヒー豆を詰め、段ボールに「これで染めました」「色の主役たち」などと書いて作品のそばに置いたり、植物染めの本の１ページを開いて置いたり。

空き瓶と段ボールで小道具を急ごしらえ

染めの本の１ページを開いて・・・

のれんも商品に。初日は広げて展示することができず、2日目につっぱり棒を持参して壁に吊らせていただきました。こうしたことが自由にさせてもらえる雰囲気の会場だったことがとても嬉しかったです。

のれんの真下に床置きしてアピール・・・

展示状況。カフェの空間に設けられた展示スペースです。

どれくらいの方が興味を示されるだろうと思っていた野菜とハーブの苗ですが、思った以上に多くの方に手にとっていただきました。明るい光の入る入口に置かせてもらったこと、カフェの雰囲気が「緑」を引き立ててくれたこともよかったのかもしれません。時々霧吹きで苗に水を掛けにいくと、どなたかがしゃがみこんで苗を選んでくれていたりして…

聞くところによると今回で開催は3回目。年に2回のペースだそうで、可能な限りまた参加させていただこうと思いました。